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大星淡の名前呼びに関する考察
2019年05月19日 (日) | 編集 |


まだまだ解釈の段階ですが、
法則と呼べそうなものはありそうです。
以下、咲-Saki-阿知賀編全編と、
咲-Saki-第202局時点までのネタバレあり。



結論から言うと、

距離が近く、遠慮しなくてもいい相手ほど、
ちゃんとした名前で呼ぶ


というのが、淡の名前呼びの法則です。

現状、彼女の名前呼びは、
四つの段階に分かれています。
以下に例を示しますが、下に進むほど、
「近くて遠慮がなくなる呼び方」
だと考えていいはずです。



①所属や肩書

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「新道寺」「阿知賀」「監督」など。
名前すら出さない呼び方。
最も遠い存在だとこうなります。
関心が薄く、覚える気がない相手、
くらいには思っておいていいはず。
ただし新道寺の鶴田姫子に対しては、
一度だけ「鶴姫」とモノローグで語ってるので、
ここが例外と言えば例外。
(阿知賀編第6巻P29)



②カタカナ呼び

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「テル」「サキ」など。
淡と言えばこれ、と言えるくらいには印象的な呼び方。
名前では呼ぶけど、少し片言になってるのが特徴。
一見するとフランクな呼び方に見えるが、
第202局にて、
「カイセ」「スミレ」「ナツキ」
が加わったことで、解釈が一新。
目上の人や、会ったことのない相手、
少し遠慮している相手にはこういう言い方になるんだな
、と
現時点では判断しています。

ここで大事なのは、「仲の良さ」とは別の話だということ。
たとえば宮永照とどれだけ仲が良くても、
この年代で二年の差は大きいです。
心理的には一定の距離があるはずで、
そこを表現した呼び方なんじゃないでしょうか。
「スミレ」は「テル」と同学年だし、
「ナツキ」に至っては卒業生。

気になるのは「カイセ」で、
この人の素性がまだ不明なんですよね。
ただ、これが下の名前だとは考えにくいので、
苗字だと思っていいはず。
で、苗字でカタカナ呼びなのは、
名前でカタカナ呼びの人よりも距離が離れているから。
つまり、先輩たちよりもっと大人=貝瀬麗香だと
考えていいんじゃないでしょうか。
「貝瀬麗香監督の娘」だったりしたら、
下の名前で呼んでるでしょうし。

もっと言えば、現在の監督をカタカナ呼びすらしてないのは、
「カイセ」よりも距離が離れた相手だということ。
年齢的に遠い存在なのか、
あるいは部活への関わりの薄さを表しているのか。
色々気になります。



③本名で呼ぶ

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「尭深!」「亦野せんぱーい」など。
確認した限りでは、渋谷尭深と亦野誠子の二名のみ。
どちらも一学年だけ上の先輩で、
この二人だけは漢字で呼んでるというか、
本名で呼んでるんですね。
これはつまり、三年生より少し近い存在だから、
フランクに話せている
、と考えていいはずです。
「カイセ」の例を当てはめるなら、
渋谷尭深よりも亦野誠子の方が、
心理的には距離が離れている、
ということになりそうです。
重ねて言いますが、仲の良し悪しとは別の話。



④フルネームで呼ぶ

以上のことを踏まえると、フルネームで呼ぶ相手は、
「最も距離が近く、遠慮してない相手」
ということになります。
すなわち、フルネームで呼ばれている唯一の人物、
「高鴨穏乃」は、誰よりも特別な存在、

ということになるわけです。

awai008.png

ゼロ距離で、1ミリも遠慮してない。
胸に抱いた想いはどうあれ、
めっちゃくちゃ意識してることだけは確か。
むき出しの感情をぶつけられる、ただ一人の相手。



というわけで、淡の名前呼びに関する考察でした。
何か気付いたことや、別視点でのご意見などあれば、
教えていただけるとありがたいです。


・補足
「宮永サキ」もフルネームですが、名前はカタカナですし、
「宮永照への質問」として、分かりやすく尋ねた場面なので、
親しさの表れではないと思います。
これが決勝戦を通して、
「宮永咲」になる可能性は大いにありますが。


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ジャンル:アニメ・コミック
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