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咲-Saki-第203局の疑問点から想像を広げる
2019年06月09日 (日) | 編集 |


ぐだぐだと語ってみます。
以下、ネタバレあり。




第203局を何度か読み返していて、
「また卓を囲めば昔に戻れる」のコマの、
卓上の点数が気になりました。
これ、現在行われている決勝戦の点数ではないんですよね。
じゃあ、いったいなんなのか。



ここからは想像ですが、
「小鍛治健夜が語っている最中」である以上、
彼女の記憶の中にある風景だと考えるのが妥当だと思います。
そして「昔に戻れる」という会話内容から連想できるのは、
10年前、高校生の頃の風景。

そう考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが、
「赤土晴絵との対戦」ではないかということ。

その場合、すこやんから見た風景で、なおかつ、
晴絵以外をピックアップする理由もないので、
この点数は「阿知賀女子の持ち点」になるはず。
そして、ここで「わざわざ見せる」ということは、
意味のある点数だということ。
つまり「決着時の点数」なんじゃないでしょうか。
晴絵は準決勝で大量失点した、という事実とも合いますし、
「彼女はあのとき、70500点失ったんだ」という情報が、
このコマには詰まっていると考えていいのかもしれません。

疑問点としては、
昔を懐かしんでるのに、
晴絵をぼっこぼこにしたときのことを思い出しているのは、
ちょっとサイコパスじみてないか、ということ。
ただ、それはそれで小鍛治健夜らしいっちゃらしいですし、
それだけ記憶に残る対局だったとも受け止められます。

その方向で、もう少し想像を伸ばすなら、
「リーチ棒が出ている」
というのもヒントになりそうです。
晴絵はリーチをした。攻めた。
となると、もしかしたらこれこそが、
「想定を超える打ち筋からの一撃」
の瞬間
なのかもしれませんね。

なおかつ、決着のシーンだとしたら、
晴絵は70500点失ったけど、
オーラスで跳満以上の点数を取り戻せた、

ということになりそうです。

「想定を超える打ち筋」となると、
捨て牌も大事になってくるのですが、
この見えている部分だけで何かが分かるのでしょうか。

sutehai.png

個人的には二打目の中が気になります。
たとえばこの中を元々、暗刻で持っていて、
そこから一枚切ったのだとしたら。
もっと勝手に想像するなら、
一打目も中で、二枚とも手出しだとしたら。
つまり、槓子から二枚落としたのだとしたら、
かなり変なことをしていると言えるでしょう。

もっともっと勝手に想像するなら、
三打目の白、六打目の発も、
暗刻で持っていたのだとしたら。
もしくはどちらもトイツで持っていたのに、
ツモってきた白も発も、そのままツモ切りしたのだとしたら。
つまり大三元を狙えたのに、
あえて捨てて、七対子に向かった、
とか??
リーチ、七対子、ドラ2、裏2で跳満。
ホンイツもあれば、裏が乗らなくても倍満になります。

そこまでするか、という気はしますが、
そこまでしなきゃいけなかったのだとしたら。
役満を狙っていたら、手にすることが
できなかったかもしれない得点。
オチとしては充分にありそうな気はしますが、さてさて。


10年前とは別の可能性として、
「先日行われた、あの頃のメンツとの対局」
の1シーンということも考えられます。
しかし、それをこのコマでわざわざ見せるか、
見せる意味があるのかと言われれば、
ちょっと明確な答えが思いつかないというか、すっきりしない。
ただ、この日の対局は東風戦なので、
点数があまり動かなかった、
ということを示す結果として考えることはできます。


第三の可能性として、
ワールドレコードホルダーとの対局シーン。
直前のコマとつながってるので、
こっちもありそうな感じはします。

ただ、その場合、この見ている点数は、
「ワールドレコードホルダーのもの」
ということになりそうですが、
「ボコボコにされた」
という証言と合わないんですよね。
すこやんをボコボコにするほど得点したのなら、
ここの数字はもっと大きいはず。


ちょっと思考のロックがかかってるかもですが、
やはり現時点では「晴絵との思い出」を推しておきます。
それ以外の対局だった場合、
29500点という数字である意味が、薄いと思うんですよね。
「どうしてこの点数なのか」というのが、しっくりこない。
でも、晴絵ならつながる。
リーチ棒にも、意味を見いだせる。

なんとなくぼんやりと語ってきましたけど、
さあ、果たして真相が分かる日は来るのか。
その瞬間を、じっくりまったり、気長に待ちましょう。



・追記

>あすかさん

メールありがとうございます!
お返事が遅れてしまい、申し訳ありません。
メールが届いていたこと自体に、ついさっき気付きました。
記事内でお答えした方がいいと思ったので、ここに追記します。

そうですね、コマの流れやセリフからも考えると、
慕との対局だと受け止めるのが自然かもしれません。
丁寧なご指摘ありがとうございます。

個人的に赤土-小鍛治の関係性に注目しているせいで、
「晴絵のことを思い出してる」
という思い込みが強いという自覚はあります。
ただ、これが晴絵との対戦だったとしたら、
「面白い」と感じたんですよね。
予想というよりは、願望に近い記事です。

表示されている点数も、団体戦の先鋒だとしたら、
確かに減らされ過ぎではあるんですが、
「晴絵がトラウマになるくらいの大量失点」だと考えると、
逆にこれくらい減ってなきゃおかしいとも言えます。
まあ、それも晴絵との対局だという前提の話にはなるんですが。

詳細はいつかシノハユの中で描かれるとは思いますが、
そのときを楽しみにしつつ、あれこれと想像を広げたいものです。


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ジャンル:アニメ・コミック
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