いやー、最高でした！
このタイミングで閑無ちゃんを、
大きく取り上げてくれたのは嬉しいですね。
慕はなぜ閑無ちゃんが怒ってるのかが分からない。
悪気はない。全くない。
そのことがまた、両者の温度差を表していて、
非常に良いシーンでしたよ。

別れのシーンも印象的で、
優勝した慕が一人で仲間を見送る、
というこの構図が、
今の彼女たちの心境をばっちり伝えてくれてます。
閑無ちゃんだけでなく、はやりんも、
同じ車では帰りたくない、とまでは言わないにしても、
気まずさは感じているということ。

閑無ちゃんもはやりんも、
それぞれ思うところがありますが、
その両者の心境にも温度差はあって、
そこもまたいいんですよね。
はやりんはあくまでも仲間として、
慕を心配している。支えたいと思っている。
一方、閑無ちゃんは慕に勝ちたい。
追いつきたいし、追い越したい。
ただ、二人の願いは、
今のままではかなわないだろうってことも、
どちらも実感しているはず。
このままではダメ。
変わらなきゃいけない。

主人公が優勝を決めた日に、
こういう描写を入れてくれることが、
すごく刺激的で、ぐっときました。
友達で、仲間だけど、ライバル。
非常に良い関係だと思います。
湯町のみんなにはこれからも、
緊張感を保った関係を続けて欲しいです。

気がかりなのは慕で、
彼女だけは別次元のところで戦っているせいで、
みんなの想いに気付けていない、というのが、
これからの展開に大きく関わってくるのでしょう。
彼女はこのまま孤立への道を歩いていくのか。
それとも、現状を変える何かが起きるのか。

シノハユ、すんげーおもしれーです。
次回の掲載も楽しみにしています。

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