

2020年03月26日 (木) | 編集 |
以下、ネタバレあり。
咲-Saki-の新たなスピンオフ「咲re:」が連載開始!
性別が変わっても全然違和感がないどころか、
むしろ新鮮な気持ちで読めたのが好印象。
咲-Saki-の連載が始まった頃は、
「女子高生が麻雀する」のが目新しかったのに、
その女子高生の性別を逆転させた結果、
一周回ってまた新しくなるのが面白いですよね。
「男が麻雀をする漫画」なんてたくさんあるのに、
新鮮で面白くなっている。
これは今だからこそ楽しめるというか、
咲-Saki-という作品の土台を、
10年以上かけてしっかり築いてきたからこそ、
このスピンオフは成立してるんだろうな、と思ってます。
試みとしては非常に興味深いですし、
第1局を読んだ限りでは、このまま上手く進めていけるだろう、
と安心してます。
で、この先に何かあるとしたら、須賀京太郎でしょう。
今作における唯一の違いというか、変わらなかった部分が彼で、
登場した瞬間にちょっと笑っちゃいましたよ。
女の子を出す気はないんだな、と納得しつつ、
でもこの「無変化」って、少なくとも序盤の展開においては、
需要なんじゃないかなと個人的には思っています。
というのも、京太郎が男のままなら、
今のこの麻雀部には、男が五人いて、
団体戦に出場できる状態なんですよね。
だから、大会に出るだけなら、今のままでも充分なんです。
つまり、咲基くんに入部して欲しい動機が、
本編に比べると薄くなるんですよ。
「五人そろった」という達成感が、
物語が始まる前にすでに果たされているので。
となると、その薄くなった部分を補うためには、
「全国」の二文字を強調してくることになるのかな、
と思っています。
「咲re:」における清澄麻雀部は、
宮長咲基が入部した場合、「男が六人いる」状態になります。
その状態で団体戦に出場するということは、
誰か一人はレギュラー落ちするということ。
その誰か一人は、当然、須賀京太郎になるでしょう。
めちゃくちゃ強い咲基くんが入部した結果、
京太郎は試合に出られなくなる。
しかし彼はそれを受け入れるわけです。
全ては全国に行くために。
この過程を描けるのは「咲re:」だけですし、
そこを丁寧に掘り下げてくれたら、
今作は化けるんじゃないかなと思ってます。
「裏方に徹する京太郎」の意味合いが、
本編とは変わってきますからね。
さあ、果たしてどうなるのでしょうか。
いろいろ気になることはありますが、
ひとまずは次回の掲載を待ちましょう。
2020年の咲-Saki-はノンストップでフリーダム!
なんでもどんどんやって欲しい!
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