

2020年06月06日 (土) | 編集 |
以下、ネタバレあり。
照のツモを飛ばす優希がかっこいい!
彼女自身がイラついていた「小細工」を、
躊躇なくやってるんですよね、これ。
その潔さが心地よかったし、この経験さえも、
成長する糧になるんじゃないか、と思ってます。
今この場だけでなく、「明日」にもつながる選択。
それでも照は止まらない。
智葉の8m切りにも痺れましたが、
ピンチであることには変わりなく、
さあ、どうしたものかという状況。
照の手をどんな形なのでしょうか。
5678pは持ってない
9p三枚と3p一枚は確定
白が三枚切れで、中が鳴かれている
混老頭と小三元は無い
智葉が西を二枚持ってる
1p一枚、2p二枚切れ
これらの前提で考えると、
①①①②③③③④④④⑨⑨⑨
まずはこういう形が思い浮かびました。
リーチ一発ツモ清一色三暗刻で三倍満。
でも現状、一発が消えてるんですよね。
それでもなお、三倍満の可能性があるとしたら、
①①①③⑨⑨⑨東東東発発発
あるいは
②③⑨⑨⑨東東東南南発発発
こういう形とかどうでしょうか。
リーチツモ混一色三暗刻役役+チャンタで三倍満。
上の方は四暗刻の可能性もありますけど、
「三倍満であがらなければならない」のなら、
2pが残り二枚、下だと1pが残り三枚。
智葉の手が絡んでくるとなると、
西の単騎待ちという可能性も浮かんだんですが、
照は白や北を切ってるんですね。
だから、この時点でもう頭は出来ていて、
少なくとも字牌の単騎待ちは無い、はず。
「この捨て牌で筒子待ち!?」という闘牌だとも思うので。
面白いのが、照がリーチを宣言したとき、
智葉の手がまだ引っ込んでないんですね。

つまり、智葉が牌を捨ててから、照がツモるまでの間が極端に短い。
智葉が切ったのは場に三枚目となる白なので、
ポンを待つ必要がないというのは分かります。
それでもこのときの照は、ためらいがないというより、
気が急いているという印象を受けました。
ドラ無しで三倍満を作らなければならず、
二回もツモを飛ばされたというこの状況が、
彼女を焦らせたのではないか。
その心境の機微については、推測の域を出ませんが、
いずれにせよ照が無茶苦茶やってるのは間違いなくて、
だからこそ小鍛治健夜の口からも、
「宮永照恐るべし」という言葉が漏れた。
お膳立ては完璧。
舞台は完全に整った。
智葉はリーチ宣言牌の6mを鳴かなかった。
一発消しをしたいだけなら、それが最も確実なのに、
そうしなかったのは、戦う意志が残っているから。
7mを引いた上での8m切りなら、まだ戦える。
「まだあきらめない」のは彼女も同じだということ。
では、どんな形であがるのか、なのですが、
「智葉も九蓮宝燈をあがる」
これが一番、熱いのでは、と思ってます。
ただし、今のこの状況で、九蓮宝燈を狙うために、
西を落とすしていくというのは考えにくい。
また、智葉の強みは間合いのギリギリまで踏み込めること。
だから、照の当たり牌をつかまされた上で、
筒子待ちだと読み切り、
手の中の萬子を躊躇なく切っていくのではないか。
その上で、役満手に仕上げるとしたら、
四暗刻への移行が現実的か。
いや、でもここから四暗刻は遠いなあ。
そんな余裕ある?
うーん。
ともあれ、次こそいよいよ、ついに先鋒戦決着でしょうか。
贔屓目が入ってるせいで、
視野が狭まってるという自覚はありますが、
「智葉が決める」という予想と願いに変わりはありません。
期待に胸を膨らませつつ、次回の掲載を楽しみにしています!
頼む、決めてくれ!
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