

2020年07月17日 (金) | 編集 |
以下、ネタバレあり。
おいおいマジか。マジですか。
前半と後半の、テンションの変化が激しすぎる。
立先生、どんな心境でこれを描いてるの????
サブタイトルはダブルミーニング。
エトペンのことだと思わせ、
読者を油断させてからの、まさかのハプニング!
久のこの表情、胸をえぐられますね。
竹井久に、今ここで、こんな顔をさせるのか。
ちょっと、本当に、衝撃が大きくて、動揺してます。
この後、美穂子に会うはずなので、
そこで確実に気付かれるでしょうし、
そのときになんらかの治療を受けられればいいのですが。
いや、気付かれることを恐れて、会うのをやめるのか?
いずれにせよ、久は絶対、どれだけ無理をしても試合には出る。
しかし痛みに耐えつつ、利き腕も使えないとなると、
思考と判断は確実に鈍るはず。
三年目の夏、初めての全国大会、その決勝の舞台を、
万全の状態で戦えない。
待って待って待ち続けた彼女に、
この仕打ちはあまりにも過酷。
それでも久なら、この最悪な状況も、
乗り越えられると信じています。
だって彼女は、悪待ちの竹井久ですから。

咲-Saki-第13巻
>悪い待ちほど
>分の悪い賭けほど
>耐えて待った時に事態が好転している
加治木ゆみの言葉を噛みしめながら、
ただただ声援を送るのみ。
しかしまあ、久はあれですね、
普通に戦ったら強すぎるから、
つまり勝ち過ぎてしまうから、
こういうハンデを背負わされるんでしょうね。
二回戦での不調だったり、
準決勝でのトビ間近な他家との同卓だったり、
そこに加えて、今回のこれ。
理不尽な仕打ちだけど、
「強者」だと作者に認められている証でもある。
いやー、でも、きついなあ。
あのかっこいい叩き付けツモが見られないかもだし、
痛みのせいでうっかり牌を倒してチョンボ、
なんてことも有り得ますよね。
竹井久がチョンボか。
しんどい。無理。でも見てみたい。
あと、今回のエピソードには、
立先生ご自身の体験と想いも乗っかってるんだろうな、と
ちょっと思いました。
「痛すぎて涙出る」というモノローグと、
久のこの一連の表情には、
非常に重いリアリティを感じるといいますか。
だとするなら、復活までがワンセット。
大丈夫、大丈夫だ。
あれこれ想像をふくらませつつ、
次回の掲載も楽しみにしています。
治療といえば荒川憩なので、
そこも絡んでくると楽しそうですが、さてさて。
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