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シノハユ 第84話「信頼」
2020年11月26日 (木) | 編集 |


以下、ネタバレあり。




見どころ満載の濃厚エピソード。
慕やはやりんとの差を思い知らされた閑無ちゃんも、
そんな彼女をフォローする杏果さんも、
どちらも良かった。
閑無ちゃんが抱いた思いを、
慕たちが全く意識してないところなんかは、
今月の怜-Toki-とも通じるものがありますね。
両者の温度差が残酷で、
「何度か目が合った」というイチャつき具合も、
無自覚煽りポイント高めでグッド。

あと、興味深かったのが、
会話の最後の方にぽろっと出た、閑無ちゃんの下ネタ。

咲-Saki-の世界の中ではレアな発言といいますか、
男性という存在を強調する単語が出てくること自体が、
珍しくないですか?
乱暴な言い方をすれば、
「古い世代のおやじギャグ」なんですよね。
つまり、咲-Saki-本編の時代では出てこない言葉であり、
「少し前」を描いている、シノハユだからこそ、
こういう発言が出てくるのかも、と思いました。
閑無ちゃんが何をどこまで自覚してるのかは分かりませんが、
彼女らしさが表れていた一言だったな、と。

ともあれ、小学生大会もいよいよ大詰め。
決勝卓はものすごい面子ですね。
前年度王者の小禄心、唯一の5年生赤土晴絵、
そこに加えて、かつて慕と同卓し、
弱気な姿を印象付けた棟方芽依の大躍進。
そして、野依理沙!
これは熱い!

対局内容は大幅カットでしたが、
オーラスの攻防が素晴らしかったです。
晴絵の圧勝ムードで進行する中、
心ちゃんの会心の一撃が見事に刺さりましたね。

小禄心にとって、赤土晴絵は特別な存在。
かつては教えを乞い、その助言のおかげで、
優勝を物にすることができたわけで、
その実力を誰よりも認めていたはず。
だからこそ、地区大会から仕掛けていた。
赤土晴絵に勝つためだけに。
晴絵が勝ち上がり、必ず戦うことになると信じていたから。
サブタイトル通り、信頼していたからこそ、
このオーラスにつながったわけです。
おめでとう。
強い。小禄心は強い。

もっと言えば、おそらく晴絵はここで刺されたからこそ、
さらに強くなれるんでしょうね。
小禄心という強敵がいたから、
晴絵はもっともっと腕を磨いた。

結果、将来的にはすこやんに想定外の一撃を与え、
その一撃が原因で、すこやんの秘めた力が覚醒する、
みたいな未来を想像してます。
つまり元をたどれば、
心ちゃんがすこやんを開花させた、
とも言えるのかもしれないわけで、
そのあたりのつながりも考えると楽しいですね。


というわけで、来月は休載なので、
今年のシノハユはここまで。
次回の掲載を楽しみにしつつ、
来年の咲-Saki-新刊フェアにも備えましょう。
わくわく。


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