

2021年12月18日 (土) | 編集 |
以下、ネタバレあり。
「私の人生でこの試合が最後の公式戦になる」
久の描く未来図、見ていて悲しくなってきますね。
家庭事情は関係なさそうなんですよ。
麻雀を続ける気がないわけじゃないし、進学する気もありそう。
ただ単純に、自分で限界を決めて、諦めてるっぽいのが悲しいです。
あまりにも達観しすぎているその心境を、
素直には受け入れたくないですね。
絶対、そんなことないですから。
竹井久は、これからいくらでも、まだまだ強くなれると思いますよ。
そう信じている人は、たくさんいるはず。
少なくとも、対戦した人はみんな、久を認めている。
ただ、ここが最後と決意した彼女には、
何かしらの「ご褒美」があってもいいはず。
個人的にはそれが、役満だと思っています。
少し前に書いた考察記事でも触れましたが、
久はこの中堅戦で役満をあがると思っています。
もしかしたら今回のこのモノローグは、その前振りなのではないか。
もちろん、それは都合のいい願望ですし、
久自身もそこは割り切って打ってるみたいですが、
それくらいのおいしい思いはしてもいいだろうと、
読者の一人として、ファンの一人として、
願わずにはいられないんですよね。
さあ、どうなるかな。
その他、首位陥落しても和やかムードの白糸台が、
少し気になりました。
尭深ならオーラスで点を取り戻せる、という信頼があるから、
まだまだ余裕なんでしょうけど、その目論見が外れたら、
彼女たちの表情はどう変わるのか。
この最後の大舞台、準決勝と同じ展開にはならないと思うので、
尭深がラス親をやるかどうかに関わらず、
「大失点したまま終わる」という可能性があるんですよね。
その想定外の出来事に、即座に対応しなきゃいけないのは、
次に戦うことになる副将・亦野誠子。
「ぜってープラスにしてやっからな!」という発言自体は、
ただの強がりかもしれませんが、
亦野さんなら実際に、活躍できると信じています。
彼女と尭深は同学年ながらも、これまでに両者の関係性は、
深く語られてはきませんでした。
だからこそ、ここでようやく、熱い何かが盛り込まれるのではないか。
「準決勝と同じ展開にはならない」のは、亦野さんだって同じ。
期待していいはずです。
というわけで、今年最後の咲-Saki-本編でした。
次回掲載は、二月!
立先生にはたっぷりお正月休みを取ってもらって、
しっかりじっくり、濃厚な闘牌を描いていただきたいです。
来年の咲-Saki-も楽しみにしています!
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