

2022年02月19日 (土) | 編集 |
湯気はもっと仕事をしてもいい。
以下、ネタバレあり。
表紙は若き日の久と、二人の女性。
この二人こそが親だとほのめかす1枚だけど、
でも、確定じゃない。
想像は自由。
とか思ってたら、二人の母親! 両親!
一気に踏み込んできましたね!
離婚の話も出てきたし、もう完全に、
同性婚だと考えるべき関係ですね。
そうじゃない方向で解釈する方が難しい。
とはいえ、そのこと自体は、
深く掘り下げる問題でもないでしょう。
咲-Saki-の世界では当たり前という、
ただそれだけのこと。
もちろん、複雑な家庭事情を想像して、
異性婚だと解釈すること自体も、
否定されるべきではないはずです。
久が大会を棄権したのは、親の事故が原因。
もう一人の母親は、
「やましいことがあって駆けつけなかった」
というのが熱いですね。
浮気していたということでしょうし、
たらしは親の遺伝なのかもしれません。
実際、数ページ前で一人の女が落とされてますからね。
離婚がきっかけで荒れたわけじゃなく、
むしろその逆だったというのも新鮮さがあります。
なんとなく、おぼろげに抱いていた「久の過去」が、
ここにきてようやく固まりました。
京太郎の存在が完全に消えてるのは悲しいですけど、
団体戦へのこだわりの強さを考えれば、
「女子が五人そろった」という想いで、
頭の中が埋め尽くされていること自体は、
おかしなことではないか。
今回のラストの描写を見る限り、
美穂子のことも忘れていたわけですし、
なんでもかんでも覚えているわけではない、
というキャラ描写の一環だと言えるでしょう。
これが竹井久。
そんなわけで、今回も面白かったです!
回想は次回で締めになるのかな?
これだけ掘り下げた以上は、久にとってこの決勝戦が、
最後にして最高の見せ場ということでしょうし、
見逃さずに追い続けたいですね。
中堅戦の続き、楽しみです!
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