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咲-Saki- 第263局「火力」
2023年09月01日 (金) | 編集 |


以下、ネタバレあり。




最高。最高でした。
これですよ、これ。
亦野さんの決意と奮闘を、存分に堪能させてもらえました。
もちろん「火力」という点で見れば、
まだまだ灼にも勝てていませんが、
ここからまだまだ稼ぐ可能性があるので、
本当にまだまだこれからですよ。

和のモノローグも面白くて、
「三回も鳴かれたのならオリる」という心境なんですよね。
じゃあ、亦野さんが二回鳴いた時点で、テンパイしていたら?
それどころか、一鳴きでテンパイなら?
和はオリを意識せず、振り込むのでは?

もちろんこの懸念は、灼とメガちゃんに対しても言えます。
ただ、ここでさらに面白いのが、亦野さんがチーを披露したこと。
「ポンだけじゃない」という警戒を、もっと飛躍させれば、
「三回鳴くまで安全とは限らない」と考えることもできるはず。
そのことを選手に指摘するのは、
外から見ているブレインの役目ですけど、
阿知賀女子には赤土晴絵がいるし、
臨海女子は監督だけでなく、全員が気付きうる力を持っている。
だから、灼とメガちゃんは、なんとか対応できると思うんですよ。

一方、清澄には竹井久がいない。
原村和への最適なアドバイスをできる人が、
今の清澄にはいないんですね。
この差が、後々になって響いてくるんじゃないかと、
そんなことを思ったりしているのですが、さて、どうなるか。



もう一つ、重要だったのが、回想での1コマ!

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「この人、誰?」って思った方は多いと思うんですよ。
私も「知らん顔がある」って、
読んでて思わずつぶやいたりしたのですが、
この人、17巻の旧白糸台編に登場してたんですよね。

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第169局

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第171局

おそらく、この人ですよね。
この場面でこの面子の中にいるということは、
照が来る前までの強者ポジの一人であり、
棚橋さんと親密にやり取りしているということは、
同学年の可能性大。

で、1年後にメンバー入りしているということは、
この当時も存在感があったことを示す描写があるはずで、
つまり、名前が挙がっている人物。

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この「山田」が、この人の名前なのでは????

山田(仮)さんは、この年にはレギュラーから外れたけど、
努力して再びメンバー入りした、ということなのでしょう。
ただし、彼女は補員だったはずです。
というのも、258局を読む限り、
この当時は尭深が決勝の舞台に立っていたはずだからです。

咲-Saki- 第258局「醒覚」

もちろん、棚橋さんや宇野沢さんが補員だった可能性もありますが、
「照が見出した人物」が、それ以外の人より劣るとは考えにくいので、
やはり1年前のレギュラーは、

宮永照 弘世菫 渋谷尭深 宇野沢栞 棚橋菜月

の五名だったのではないでしょうか。
当時の照は「人は予想を超えてくる」という体験してないはずなので、
彼女にとっても想定外のことは起きてないでしょうし。



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さらにもう一つ、回想で言えば、淡の1コマがインパクト抜群でした。
これって、高校の制服ではないですよね。
だからたぶん、中学生の頃のもので、
二人はその頃からの知り合いということ。
つまり、淡の亦野さんへの態度は決してバカにしていたわけじゃなく、
単純に付き合いが長いから、気さくに接していた、

ということだったのでしょう。
両者の関係性や、それぞれのキャラへのイメージが変わる1コマ。
1コマだけで、世界が変わる。
これが咲-Saki-という漫画。


というわけで、大満足なエピソードでした。
亦野さんのさらなる覚醒に期待しつつ、
次回の掲載も楽しみにしています!


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テーマ:咲-Saki-
ジャンル:アニメ・コミック
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