

2012年06月26日 (火) | 編集 |
咲-Saki-はヤンガン掲載時に読んでるので、
コミックスで改めて振り返りつつ、
阿知賀編はコミックスで追っているので、
アニメとの比較なんかをしながら、
ちょっと語ってみます。
「咲-Saki-」第10巻
それぞれの思惑が交錯する副将戦。
役満を狙うことしか考えていない永水。
永水が役満を狙う前提で対応する姫松と宮守。
そんなことお構いなしに、風牌を切りまくる清澄。
最終的な点数の変動は少ないけど、
水面下での攻防が激しくて、通好みな渋い一戦でしたね。
この副将戦を改めて読んでみて思いましたが、
和のオカルト否定は、もはや制約とさえ言えるレベルですよね。
「なかなかの偶然ですね」は強がりでもなんでもなく、
本気で言ってますよね、これ。
もちろん、そんな彼女だからこそ、
役満の親っかぶりを食らっても全く動揺しないし、
高い集中力を保ってられるのでしょうけど、
いつか手痛いポカをやらかすんじゃないかな、と
今から心配せずにはいられません。
何かあるとしたら、準決勝かなあ。
後半は、怪物ぞろいの大将戦。
全国初お披露目となる魔王、宮永咲。
ついに明らかとなる姉帯豊音の力。
翻弄され続ける凡人、末原恭子。
そして、おもちで手牌を隠す石戸霞。
勝ち上がるのは、はたしてどのチームなのか。
こちらも改めて思ったというか、
何度も言ってることですけど、やっぱり、
姫松の勝ち上がりが濃厚だと思うんですよね。
だって首位陥落しても、洋榎ちゃんが全く動揺してませんもん。
つまり、信頼されてるってことですよ。
洋榎ちゃんに信頼されるって、相当なあれですよ、あれ。
末原さんは顔芸とか弱気なセリフの数々が目立ちますけど、
あの子、多分、リアクションが激しいだけだと思うんですよね。
なにしろ、大阪の人間ですからね。
手で作った拳銃を向けて「バーン!」とか言ったら、
撃たれたリアクションしてその場で倒れるタイプの人ですよ、あの子は。
宮永照が「普段はにこやか、試合ではクール」だとしたら、
末原さんはその逆なわけですね。
そう考えたら、なんだか今まで以上に感情移入しちゃうなあ。
頑張れ、負けるな、末原恭子。
試合はまだまだ、これからだ。
まあ、結果が出るまでは、色々モヤモヤとした気持ちが続くと思いますが、
たとえどこが勝ち上がろうと、絶対に面白くなるに決まってるので、
今はただ、見守るだけです。
小林立先生なら、きっとなんとかしてくれるさ。
追記:
洋榎ちゃんは拳銃で「バーン!」されたら、
リアクションした後「って、なんでやねん!」って
ノリツッコミするタイプだと思います、はい。
「阿知賀編」第2巻
「剥いて確かめよう」は卑猥すぎるよな、と再確認。
アニメとの比較、という視点で見るのなら、
「副将戦はアニメだと色んな描写が追加されてたんだな」
というのが一番目立つ要素でしょうか。
劔谷の森垣や、千里山の船久保、そして阿知賀の灼も、
漫画だとあまり描写がなくて、ずいぶんと急いでるなと、
感じずにはいられませんでした。
まあ、アニメと同時進行の企画だということを考えると、
ある程度詰め込んでさっさと進めて、
本当にやりたいことはアニメの方で、
というのも一つのやり方かな。
ただ、「アニメで描写が増える」というのも良し悪しで、
たとえば漫画だと、穏乃の試合で、
レジェンドが目をそらしてないんですよね。
ここだけじゃなくて、全体的に「描写が少ない」ことで、
レジェンドは「格」を保ててるんですよ、少なくとも漫画だと。
格を下げるような描写の追加を「キャラいじり」と見ることはできるし、
実際、それで人気が出てるところもありますから、
まあ、受け取り方は人それぞれ、としか言えないか。
「五十嵐あぐり作画の漫画」として見るなら、より「らしさ」が出てきたな、と。
コマ割りとか、キャラの表情とか、見ていて楽しい楽しい。
サクサク進むのも決して悪いことじゃないし、次巻も非常に楽しみですよ。
なんか、バンブーブレードを思い出しちゃうなあ。
バンブレのアニメ二期、やってくれないかなあ。
あの作品はアニメの一期が終わってからが、超盛り上がるんだけどなあ。
話が全然関係ない方向に転がってきたので、このあたりで。
咲-Saki-は漫画もアニメも、どっちも面白いな!
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