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咲-Saki- 第100局「反省」
2012年08月17日 (金) | 編集 |


以下、ネタバレあり。




ページをめくった瞬間、悶え死ぬかと思った。
さすがは記念すべき第100局。
小林立先生は、読者を全力で殺しにかかってきてる。
赤阪代行の発言の意図については、しばらくお預けと思っていただけに、
なおさら不意打ちに近いサプライズ。
なんだ、この可愛らしい生き物は。
スエハラキョーコ、というのか。よし、覚えたぞ。
くっそかわえー。

いや、でも、正直なところ、あくまで個人的な感想ですが、
でっかいリボンも、おろした前髪も、微妙に似合ってないと思うんですよね。
おしゃれに慣れてなくて、無理してる感じがする、というか。
だからこそ初々しくて、素晴らしいわけです。
そして、この似合わなさ、違和感が意味するところは、
ここが「終着点」ではないということ。
これはもう一変化、二変化はありまっせ。
百面相に定評のある末原さんが、
イメチェンという武器まで手に入れてしまったら、
いったいどうなってしまうんだ!
見ているこっちは、悶え死ぬどころじゃないぞ……っ!!

末原さん本人としては、恥ずかしがっているというより、
本気で困惑してる、といったところでしょうか。
でも、この「見た目を変えて、気分を変える」というアドバイスは、
ふざけてるように見えて、実際のところ奇策でもなんでもなく、
真っ当な指導だと思います。

「末原は自分自身を過小評価しているが故に、全力を出し切れていない」

それが、赤阪代行の判断なのでしょう。
実際、末原さんがどの程度の素質を持っているのかはまだ分かりませんが、
少なくとも赤阪代行は、一年前、
「愛宕洋榎と同時期にレギュラー入りさせようと考えていた」
わけで、要するに、洋榎ちゃんと同程度の力はある、と踏んでいるんですよね。
あるいはもっと高い評価、つまり、
「潜在的な力は愛宕洋榎以上」とまで思っている可能性もあります。
そしてその素質を開花させる手段が、イメチェンである、と。

気分を変えることで、本来持っている力を十全に発揮できるようになる、
というのはよくあること。
今作の中でも、たとえば池田の咆哮や、優希の椅子回転、
咲さんが「脱ぐ」ことだって、まあ、似たようなものですよね。
だから、赤阪代行の指導は、決して間違ったものではなく、
グッジョブと言うしかないわけですね。
さすが赤阪さん。いいぞ。いいぞ。いいぞ。
これぞ赤阪流・魔改造。もっともっと、末原さんをいじってくれ。

また、赤阪郁乃の強みは、指導そのものだけじゃなく、
「人脈の広さ、深さ」
であることが判明したのも、面白いですよね。
ツテがいっぱいあるから、強い練習相手をたくさん用意できる、と。
トッププロが、赤阪さんに対して、
まるで上官であるかのように接しているところを見ると、
彼女はいったい何者なんだ、と驚嘆せずにはいられません。
その一方で、一部の人からは「面倒くさい」と思われているわけで、
本当にどういう経歴の人なんでしょうね、赤阪さんって。

ちょっとタイプは違いますけど、
久部長は将来、赤阪さんみたいな感じになるのかなあ、
と思ったりしてます。
10年後くらいに、清澄の顧問になった久が、
教え子を引き連れて全国へ、みたいなことになったら、
「協力しよう」と思う人が、何人も出てくるんじゃないですか?

戒能プロは、あれですね。
これは確実に、人を殺してますね。
あの目は人殺しの目ですよ。
表情を変えずに人を殺せる人間の目ですよ。
「元傭兵やソロモン王云々は別にしても、イタコなのは本当なんだろうな」
と思わせて、実のところ「元傭兵」だけが正解というパターンですね、これは。

しかし、「似たようなんをやってもらう」で実際に出来るプロもすごいし、
トッププロでさえ「似たようなもん」程度しか再現できないくらいの、
稀有な力を持っている咲さんも、改めてすごいなと思います。
まさにモンスター。すっげーモンスター。
なんか、「すっげーモンスター」っていうセリフが妙に印象に残ってる。
トッププロにすらモンスター呼ばわりされる主人公。
それが、宮永咲。

「善野さん」の名前が出てきたことと、
その名に反応する末原さんも熱かったんですが、
愛宕一族に関する新事実の判明にも燃えたなあ。
浩子って、船久保浩子ですよね。
だから彼女は、自分んところの監督を、
「おばちゃん」って言いかけてたわけですね。
両者の血縁関係は充分に予想出来る範囲だったわけで、
そりゃあ、燃えますよ。
さりげなく伏線を張って、さりげなく判明するところが、超燃える。

という、様々な情報がてんこ盛りな後に、
「お祓い=乳合わせ」だと……?
いったい現場では何が起きているんだ?
詳細が明らかになる日は、果たして訪れるのだろうか?

永水の敗因は、調整ミス。
しかしながら、チーム内にあまり悲壮感がないのは、
個人戦が残っているからか。
個人戦が本番というより、そもそも麻雀をしていること自体、
彼女たちにとっては、巫女としての修行の一環、
と思わせるような会話でした。
運気を制御、操作するための練習には、麻雀が最も適している、みたいな。
ただ、修行「にはなる」と言っていることを考えると、
「だからといって勝ち負けはどうでもいいと思ってるわけじゃない」
という心情は伝わってきますね。
修行にはなるけど、それはそれとして、麻雀で勝つこと、楽しむことも、
おろそかにしていないし、大事である、という気持ちは、
彼女たちの中にもあるのでしょう。
個人戦を作中で扱うのかどうかは分かりませんが、
「永水のこれから」は、もっともっと追っていって欲しいものです。
まだまだ掘り下げる余地はいくらでもありますぜ。

しかし、まあ、なんというか、初美さんを見てると、
なんかもう、いいから全部脱げよ、と言いたくなってきますね。
多分、全裸で外を歩いても、誰も何も言わないんじゃないかな。
彼女の服装に対して、作中で未だになんの突っ込みも入ってない、
というのが、ひたすら恐ろしい。
あの世界では、どこまでの露出ならオッケーなのか。
明確な線引きはあるのか。

次回はおそらく、宮守と清澄の出番でしょう。
咲さんの真意が明らかになるのかどうかも含めて、
今回同様、見どころ満載な回になると思います。
楽しみ楽しみ。

そういえば、煽り文のところで、
「前号は大変申し訳ありませんでした」
って何度も繰り返し書かれていて、
なんだか切ないなあと思ってたんですけど、
コミックスの宣伝ページでもエイスリンが謝ってて盛大に噴いたわ。
なんという高度なギャグ。
反省するふりをして、笑いを取る。
これが、咲-Saki-という作品である。
いやー、これ、じわじわくるなあ。
繰り返し読んでると、煽り文のところでも
笑いを取りにきてるように思えてきて、じわじわ笑いがこみあげてくる。
もちろん、狙ってやってるわけじゃないでしょうけど、
サブタイトルも含め、これだけ重なると清々しくていいですね。
これで次号、「急遽休載」とかやってくれたら、
オチとしては完璧だよなあ。
いや、そんなの全然笑えないんですが、オチとしては完璧。うん。
ぺっこりん。


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テーマ:咲-Saki-
ジャンル:アニメ・コミック
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