アニメや漫画、ゲームなどの感想を、だらだらと。たまにSSも書いてます。
咲-Saki- 第108局「世界」
2013年01月19日 (土) | 編集 |


以下、ネタバレあり。




なんだ、このハイレベルな攻防は。
わずか数ページの中で、どれだけ密度の濃い
やり取りをしてやがるんですか、この人たちは。
緊張感がすさまじくて、
読んでて叫び出しそうになりましたよ、マジでマジで。

優希の「速さ」に真っ向から立ち向かう智葉さんが、
ひたすらかっこいいです。
「相手の得意分野で勝ってこそ本当の勝利」
とでも言わんばかりの覚悟が感じられるし、
その覚悟に見合うだけの確かな実力も、彼女は持っている。

そんな智葉さんの「カン」について、少し語らせてください。
この場面、ポンでもいいんですよね。
ただ親を流したいだけなら、ポンをして、一萬を切り、
聴牌に取るのが「正解」なんだと思います。
最終形は、こんな感じ。



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中ドラ3で満貫確定の、三面張聴牌。
一萬と二萬のシャボよりも、圧倒的に広い待ち。
対々がなくなるので、点数は下がりますが、
「スピード勝負」を挑むのなら、こっちでしょう。
というか、あの状況で、確実に二萬を引いてこれるかどうかなんて、
普通は分からないし、智葉さんだって当然、
引けると確信していたわけじゃないはずです。
じゃあ、なんでカンしたかっていうと、
「優希の手から当たり牌を釣り出すため」以外にないわけで、
「全力で捻り潰す」という決意が、ここに表れているわけです。
直撃させて、心をへし折ってやるという、むき出しの闘志。
これがまず、熱い。

で、二回戦までの優希なら、
もしかしたら直撃されていたかもしれないわけです。
だけど、現在の優希は違う。
智葉さんの狙いを読み切れたかどうかはともかく、
あからさまな誘いには乗ってこない。
その上で、聴牌は維持する。
今までの優希のイメージとはかけ離れた、耐えて、粘る麻雀。
片岡優希は、確実に成長している。
熱い。非常に熱い。

さらに言うならば、智葉さんは三面張で聴牌していたら、
ツモあがっていたかもしれないわけです。
少なくともそれで、親は流せていた。
もちろん、「たられば」だし、
ペンチャンを払った優希が、あがっていたかもしれないけど、
三面張なら充分対抗できる手。
それに、優希は残り一枚を信じて、
ペンチャンで待ち続けていたかもしれないわけで、
おそらく智葉さん自身も、そういった様々な可能性は
考慮した上で、カンをして、シャボで待ったんだと思います。
で、その結果、あがれなかったわけで、だからこそ、
「まだ少し侮る気持ちが残っていたようだ」
というセリフに繋がるんだと、読んでいて感じました。

「これが、全国準決勝の、先鋒戦なんだ」
と身体の芯の部分にまで伝わってくる、痺れる闘牌。
熱いよ。熱すぎるよ。
プロの詳しい解説があってもいいくらいの、名場面だよ、この対局。
しかしその肝心のプロは、びっくりするくらいの口下手なのであった。
「野依仕事しろ」とか、絶対裏で言われまくってるよ、これ。
「正解!」じゃないよ、まったく。


もうこの時点で、あまりにも面白すぎて、
血管がブチ切れそうなくらい興奮してるわけですが、
その後の臨海女子の掘り下げで、
感情の盛り上がりがさらにヒートアップして、
本当にマジでリアルにぶっ倒れるかと思いました。
臨海女子のみんな、めっちゃ仲ええやん!
控室の中、めっちゃ和やかな空気ですやん!
監督に向かって、ダブルでボケをかましたりしてますやん!

いや、なんか、ごめん。
「チームワークに難がある」とか言って、ごめん。
まったく悪気はなかったし、そういうチームがあってもいいとは、
今でも思ってるけど、ほんと、ごめん。
いやー、でもあれは、ミスリードさせられるよ。
立先生にいいように踊らされてるよ、自分。
めっちゃ楽しいよ、今。
期待していた以上の物を見せてもらったことに、
感謝の気持ちでいっぱいですよ、本当に。

しかし、今回の描写で、臨海女子というチームも、
ようやく見えてきましたね。
監督は流暢な日本語を話してるけど、
「サトハ」って言ってるし、この人も外国人なのかな。
「監督も傭兵」は、予想しようと思えばできる範囲だったなあ。
まだ名前は分からないけど、この監督さんが、
みんなを集めてきた、という感じなのでしょうね。
彼女はおそらく「見る目」がある人で、
自身の力を見抜いてくれた監督を、
チームメイトも信頼しているっぽい感じ。
「実はもう死んでる」とか言って、ほんと、ごめんなさい。

そんな監督さんも、そしてチームメイトも、
智葉さんの実力は認めていて、
ざっくりと言えば、みんな、辻垣内智葉のことが大好きなのでしょう。
「臨海女子は留学生のチーム」というイメージが付きまとっているけど、
実は辻垣内智葉を中心としたチームだったわけですね。
「辻垣内智葉のためのチーム」だと言っても過言ではないくらい。

ただ、チームは一枚岩でも、「上」の連中はなんも分かってない、
というのが、臨海女子の抱える問題か。
辻垣内智葉が正当な評価を得るためには、結果で示すしかない。
だからこそ、彼女には慢心も油断もないのでしょう。
がんばれ、智葉。負けるな、智葉。
世界レベルの力を、今こそ見せつけるとき。


うーむ、なんて魅力的なチームなんだ。
今回のエピソードを読んで、でっかい衝撃を受けましたよ。
智葉さんもかっこいいし、チーム全体もかっこいい。
これはもう確実に、応援する人が増えるだろうし、増えて欲しい。

辻垣内智葉を「強者」としてここまで掘り下げたからこそ、
漫の爆発も現実味を帯びてきたかなあ、とは思ってます。
今回はノーテン続きでいいところがありませんでしたが、
しかし振り込んではいないので、
ダメージそのものは大したことないですね。
個人的には「爆発する=キレる、開き直る」みたいな感じで
想像しているので、言動にも変化があるんじゃないかな、と
考えていたりもします。
年下相手にも「さん」付けする漫が、爆発するとどうなるのか、
ちょっと楽しみですね。

ダラダラと語ってきましたが、とりあえずこのへんで、はい。
なんか、いっぱい語りたくなるんですよね、咲-Saki-は。
今年も咲-Saki-一色の年になりそうだなあ。
はー、たのしー。


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ジャンル:アニメ・コミック
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