アニメや漫画、ゲームなどの感想を、だらだらと。たまにSSも書いてます。
咲-Saki-阿知賀編 最終話「軌跡」
2013年03月13日 (水) | 編集 |


以下、ネタバレあり。




最高の最終回でした。
もう、言うことなし。
「こうなって欲しい」と想像していた以上の、
最高の最終回。
結末自体は三か月前に想像した通りなんですが、
穏乃がね、思いっきり主人公してたのがね、
もうね、嬉しくてたまらんのです。

まずは、高鴨穏乃の能力予想において、
「正解」に辿りついた全ての方に、拍手を。
おめでとう! すばらです!
また、自分を含め、予想が外れた方も、胸を張りましょう。
こういうのは、想像すること自体が楽しいんですよね。
「答え合わせ」までのあれこれ考え続けた時間を、
存分に楽しめたんですから、胸を張っていいと思います。

その「答え」自体もかっこよくて、いかにも穏乃らしくて、
見ていてとっても爽快でした。
阿知賀編という物語の締めに相応しい、見事な活躍っぷり。
「そこはもうあなたのテリトリーじゃない」
には本気で痺れましたよ。
麻雀は人生の縮図、とはよく言ったもので、
穏乃の経験してきたことが全て、力になってるんですね。
かつての神秘体験が、今に繋がってる。

「山を駆け回っていたから、 牌の山を支配できるようになった」

これだけ見ると、なんじゃそりゃ、なんですけど、
ハーベストタイムやリザベーションみたいな能力が、
「あり」な世界観なんだから、穏乃だってありでしょう。

しかしまあ、能力の「強さ」に関しては、
完全に想像以上ですわ。

・牌の山の深い部分を支配する
・局が進むごとに範囲が広がっていく

ここまでは想定内として、
まさか王牌にまで支配が及ぶとはなあ。
淡にとっては、まさに天敵としか言いようのない能力。

・ダブリー出来ない
・カン出来ない
・カン出来ても裏ドラが乗らない

こんなのどうしろってんだ、いったい。
枕神怜ちゃんにも道が見えず、
プロですら突破できないリザベーションさえ、
穏乃なら可能かもしれないという、
露骨な持ち上げっぷりには、
さすが最終回、と言うほかありませんね。
見せられるものを全部見せきった、という感じ。

あとは、その支配が嶺上牌にまで届き得るのかどうかが、
決勝戦の行方を左右するのでしょう。
個人的には、届くと思ってます。
先月までは「無理だろう」と考えていましたが、
最終話の穏乃を見ていると、
届かない方がおかしいとさえ思えてくるんですよね。
もしかしたら、今日の穏乃には無理かもしれません。
けれど、明日の穏乃なら、きっと届く。
彼女は今も進化し続けているのですから。

試合後の憧の「今のしずなら~」という言葉に、
高鴨穏乃という人物の全てが表れていますよね。
昨日までは無理だったことも、今日ならば。
そして明日には、もっともっとすごいことをしてくれるかもしれない。
高鴨穏乃は、まさに成長期。
決勝戦という大舞台で、彼女がどんな戦いを見せてくれるのか、
楽しみでなりません。

ただまあ、この能力、
天下無敵の最強スキルというわけでもないんですよね。
だって、普通の麻雀になるだけなんですから。
オーラスの全員の手を見れば分かる通り、
最終的にはみんな聴牌しています。
「穏乃以外の手が悪くなる」とか、そういうのじゃなくて、
単純にオカルトを無効化する能力なのでしょう。
だから、穏乃と卓を囲むときは、
「普通に麻雀が強い奴が勝つ」っていう戦いになるだけ。
末原さんが知ったら泣いて喜びそうな能力ですね。
普通の麻雀、させてもらえまっせ。
……うん?
つまり姫松が決勝まで進出できれば、
末原さんにも大活躍の可能性が、ある……?

和みたいに、オカルトを認めたがらない人間にとっては、
むしろ有利に働く力とさえ言えます。
本当にオカルト現象がなくなるわけですから。
また、桃子は牌の山なんて関係ないので、
穏乃と同卓しても消えまくりでしょう。
その他、穏乃と相性のいいキャラ、悪いキャラを
考えてみるのも楽しそうです。
多分、怜あたりは普通に勝てると思う。

「穏乃対策」だって、不可能ではないと思います。
たとえば優希のような先行逃げ切りタイプなら、
早い段階で大きなリードを作っておく、とか。
竜華が穏乃のあがりをかわした、あの局も、
攻略の手がかりなのかもしれません。
あのあがりこそ、「最高状態の清水谷部長」が
垣間見えた瞬間なのでしょうね。
穏乃をもデレさせる打ち手。
それが、清水谷竜華。

枕神は置いておくとして、
「竜華の本気」を見れたのが、
ほとんどこの一局だけだったのが、
唯一、大将戦の惜しいところだったなあ。
でも、強い選手が本調子を出せないまま負けるというのも、
よくあることだし、
「怜が倒れていなかったら」という「たられば」を
考えるのも楽しいので、まあ、いいんじゃないかな。
これもまた、青春の1ページ。

話を戻すと、結局、
「ノーマークだったから上手くいった」
という部分はあると思うんですよ。
高鴨穏乃を誰も警戒してなかったからこそ、
何もかも綺麗にハマったんだ、と。
しかし、「白糸台を下しての1位通過」という結果を残した以上、
阿知賀は、高鴨穏乃は、思いっきり注目されることになるでしょう。
白糸台はもちろんのこと、Bサイドの二校も、
ガッチガチにマークして、ばっちり対策をした上で、
最終決戦に臨むはずです。
そうなると、やっぱり決勝では、
かなり苦しめられるんじゃないかなあ。
もちろん、穏乃だって、そして他のみんなだって、
決勝ではもっと強くなってるはずなので、
「今日の阿知賀」対策が、明日の阿知賀に通用するかどうかも、
分からないんですけどね。
人は予想を超えてくる。

阿知賀の決勝進出には、赤土晴絵の存在が不可欠だったことも、
もはや疑いようがありません。
特に大将戦では、晴絵のアドバイス無しに
勝利をもぎ取ることは出来なかったでしょう。
高打点が飛び交う激戦地において、
穏乃が振り込んだのは5200の一回のみ。
そんなことが出来たのは、
大星淡対策が完璧だったから。

その対策を立てたのは誰だ?
赤土晴絵だ!
阿知賀のレジェンド、赤土晴絵だ!!
ハルちゃんかっけー!
あんたは最高の監督や!!

「嬉しいしかない」の、あの涙も、
小鍛治プロとの再会と決意も、
どっちも素晴らしかったなあ。
ただひたすら、拍手喝采ですよ。
とってもとっても、すばらでした。
赤土晴絵の、未来は明るい。



そんな感じで、最終話は全部が全部、
見どころだらけで大ハッスルだったんですが、
やっぱりというか、当然というか、
オーラスの盛り上がりっぷりはすさまじかったですね。
これ以上にない、ベストオブベストな決着だったと、
個人的には思ってます。

何が素晴らしいって、淡ですよ、大星淡。
「あのプライドの高い淡が、2位勝ち抜けを狙うしかない」
というシチュエーションそのものも素敵だったし、
それでもなお、意地を通す彼女の姿には、感動を覚えました。
その上で、あのオチですよ。
「1位だと思っていたら2位だった」は、
今の淡に与えるダメージとしては、最大級のものでしょう。
これ以上ない屈辱。

素直にロンしておけば勝ち抜けられるのに、
敗退のリスクを負ってまでツモあがって、
それでも2位。
実際には、ロンしていたら跳満止まりだったんだから、
結果的には見逃して正解だったんですけど、
「もしかしたら負けていたかもしれない」感は、
さらに増してますよね。
素晴らしい。本当に素晴らしい。
お見事な結末。

先月までは、「淡も最終的には穏乃に勝てる」と思ってたんですよ。
「勝ち方」については、このSSでも書いたんですけど、
「ダブリーを捨てる」なんじゃないかな、と考えてました。
ダブリーせずに、あがりの可能性が高い手を作って、
嶺上牌でツモあがる。
つまり、テリトリーに入る前に、あがってしまえばいいじゃん、と。
それが穏乃へのカウンターになるんじゃないかな、と。
でも、淡の得意技、全部封じられてるんですよね、現状。
ダブリーを捨てるどころか、ダブリー出来ない。
なんだそれは。本当になんなんだ、それは。

こんなのもう、どうすればいいのか、
まるで見えてきませんよね。
だからこそ、熱いんです。燃えるんです。
淡にとって、穏乃は天敵。
そんな相手に勝とうとするからこそ、
彼女は輝くんですよ。
「次は100回倒す――!!」
のコマの、あの表情なんて、最高じゃないですか。

小林立、及び五十嵐あぐり両先生には、
本当に心から感謝しています。
大星淡という素材を、
よくぞここまで魅力的なキャラに仕上げてくれた、と。
決勝戦がめっちゃくちゃ楽しみですよ。
ワックワクする。


試合後の各校の描写も、しんみりしてて良かったなあ。
怜なんかは、最初に見たとき、
「おい、これ、死ぬんじゃないか?」
と思ったんですけど、
もしかして、狸寝入りしてる?
眠りかけてる、と見るのが正解なのかもしれませんが、
寝たふりして、泉に気を遣ってる、と考えるのも、
それはそれで味わい深くていいですよね。

新道寺も千里山も、主力が抜けることになるので、
来年は厳しいだろうという予想は容易に立てられます。
けどまあ、そんなのはどこの学校でも、
いつの時代でも、そんなに変わらないんですよね。
次の世代が、各校を支える新たな存在になるかもしれないし、
残っている人が、もっともっと強くなるかもしれない。
きっと、どんな未来だって有り得るんだと思います。
全ては彼女たちの頑張り次第。

特に、泉の「これから」は気になりますね。
あの子、絶対に強くなるでしょ。
今回の経験は、必ず「次」に繋がるし、
浩子だって、データ麻雀に更なる磨きをかけてくるでしょう。
来年の千里山も、決して侮れないチームになると思いますよ。

涙目の淡とは対照的に、
白糸台の面々が落ち着いていたのも好印象。
照の「次に勝てばいい」は、まさにその通り。
最後の最後にトップに立っていれば、それでいいんですから。
菫の「クセは直して逆手に取る」も、冷静な判断ですよね。
見抜かれたのなら、逆に利用すればいいだけのこと。
亦野さんだってこのままじゃ終わらないだろうし、
尭深には「でっかい爆弾」が爆発するかもしれないという、
期待もあります。
そこに加えて、リベンジに燃える大星淡ですよ。
決勝戦での白糸台は、こりゃあもう、つえーぞ。
ほんと、ワクワクするわー。


まだまだ語りたいことはいっぱいありますが、
かなり長くなったので、さすがにこのあたりで。
また後日、何か記事を書くかもしれませんけど、
今は余韻に浸りましょう。

そういえば、ビッグガンガンで
小林&五十嵐コンビの連載決定とのことですが、
この連載は、咲-Saki-と関係あるのかな?
まあ、あるとは思うんですけど、だとすれば、
ついに、いよいよ、見ることができるのか?
エピソードゼロを。
いや、分かんないけどさ、期待したいじゃないですか。
咲-Saki-のカコバナ、見てみたいじゃないですか。
まあ、どんな内容になるにしても、楽しみですね。
続報を求む。


さて、それじゃあ最後に、
これだけは言わせてください。



カラーの見開きで、
穏乃がジャージの袖を片方脱いでるけど、
これ絶対に見えてるよね!




以上です!
阿知賀編、面白かったです!
最高に最高の漫画でした!
いやっほおおおおおおおおおおうううううううう!!




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