アニメや漫画、ゲームなどの感想を、だらだらと。たまにSSも書いてます。
「劇場版 HUNTER×HUNTER―The LAST MISSION―」感想
2013年12月28日 (土) | 編集 |


前作「緋色の幻影」との比較を交えつつ、少し語ってみます。
「緋色の幻影」の感想はこちら
以下、ネタバレあり。




結論から述べると、普通に面白かったです。
少なくとも、クソ映画ではなかった。
「緋色の幻影」レベルの内容を期待していた身としては、
逆にがっかりもしたのですが、
真っ当に楽しめたこと自体は決して悪くないはず。

もちろん、「完璧な映画」などではないので、
粗を探せばいくらでも見つかりますが、
でもまあ、多少のあれこれは、見逃してもいいんじゃないかな。
上からの要請やら制約やら、色々とあるでしょうし、
そりゃあ、細かいところでは無理も出てくるとは思いますよ。
そういったしがらみがあるだろう中で、
「ハンターハンターで、オリジナルの映画を作ろう」
という気概は、鑑賞していて感じられたんですよね。
努力の跡が垣間見えた、とでも言えばいいのでしょうか。
だから心情的には、「がんばったじゃん!」と応援したくはなりました。



・緋色の幻影との比較

映像の質が格段に上がってる!
アクションがしっかりしてるだけで、印象って変わるんだなあと、
しみじみ思いました。
全体的に、テンポは悪いんですけどね。
少なくとも緋色の幻影に比べたら、クールでスタイリッシュ。
ハンターハンターらしい絵を、見せようとはしている。

シナリオも、緋色の幻影に比べたらよっぽど考えて作られてます。
明確に「ひどい」と言えるのは、
ゴンが「怨」と誓約を結んだシーンくらいで、
それにしたって、
「ゴンはただの熱血漢ではない、危ういところもある少年」
だという表現なんだと考えれば、ギリギリ受け止められます。
本当にギリギリだけど。

他の部分に関しても、
表現の仕方の巧拙はさておき、
「これはこういうことなんだろうな」
と解釈すれば、理解はできる内容と設定だったので、
個人的には許容範囲内。
各種あざといシーンも、ファンサービスだと割り切れば、
まあ、いいんじゃないですかね。



・ゲスト声優について

天野ひろゆきさんが、とてもいい仕事をしてました。
「中の人が天野ひろゆき」だと気付かないくらいには、
修羅という役をしっかり演じられてましたね。

あと、「ゲスト声優が演じるキャラは、すぐに退場させる」は、
この手の映画の、一つの答えかもしれません。
制作側と受け手の利害が一致した、ウィンウィンな答え。
まあ、ぶっちゃけて言うと煉獄のことなんですが、
その上で、死んだ後もずっと出番があることによって、
キャラとしての魅力も表現できてましたし、
設定を上手く使ったなあ、と感心させられました。

それに、煉獄にしろジェドにしろ、
特に「ひどい」とは感じなかったので、
演技指導がしっかりしてたんだろうな、とは思ってます。
逆にもっと煉獄のしゃべりを聞いてみたかったくらい。



・その他

パンフレットを読んだんですが、
オリジナルキャラの設定やら細かい部分は、
映画では表現されてないんですよね。
でもまあ、「そういう映画」はいくらでもありますし、
省略されたのは、映画を楽しむ分には影響がない個所でしたし、
この点を取り上げて、「だからクソ」とは言えないでしょう。
映画だったら、よくあること。
それ以上でもそれ以下でもない。

「怨」に関しては、
「勝手に変な設定を付け足すな」と思う方はいるでしょうけど、
せっかくの劇場版なんだし、これくらいのオリジナル要素は
あってもいいんじゃないですかね。
むしろ、念能力の範囲内で無茶なことをされるよりはマシといいますか、
よっぽど潔い判断じゃないでしょうか。
映画だけの特別な設定で、特別なことをする。
映画だからこそ、できること。




まとめると、

傑作とまでは言えないが、人によっては真っ当に楽しめるレベルの内容
少なくとも、作り手の苦労と努力と汗は伝わってくる
クソ映画好きからすれば物足りないが、逆に言えば、
緋色の幻影に比べたら相当マシな内容だったということでもある
ようするに、この程度でクソ映画って言うな
辛口に評価したとしても凡作、それ以下だと断じるのは、
本当のクソ映画に対して失礼ではないか

こんなところでしょうか。
実際、終始笑顔で鑑賞できた緋色の幻影に比べたら、
ラストミッションの爆笑ポイントは、1つ2つあったくらいだもん。
今作をクソ映画と呼ぶのには、少し無理があるでしょう。

「ラストミッションを心から楽しめる層」はどのへんだろう、
と考えると、ちょっと思いつかないんですが、
なんとなく見てみる分には、それなりに楽しめる内容になってますので、
お金と時間に余裕のある方は、
軽い気持ちで、広い心で、鑑賞してみるのもいいんじゃないでしょうか。


以上、感想でした。
緋色の幻影に始まり、ラストミッションに終わる一年。
感慨深いなあ。


関連記事
テーマ:HUNTER×HUNTER
ジャンル:アニメ・コミック
コメント
この記事へのコメント
パリストンの声優は誰でしたか?
2013/12/28(Sat) 21:07 | URL  | 名無しさん #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>名無しさん

パリストンはセリフありませんでした。
2013/12/28(Sat) 22:27 | URL  | ミスタ #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック

ガストゲームズサポーターズリンク「シェルノサージュ」「メルルのアトリエ」「アルトネリコ3」その他公式サイトはこちらから!  「咲-Saki-」アニメスペシャルサイト