

2015年01月07日 (水) | 編集 |
以下、ネタバレあり。
新年早々、メガンさんが腹筋を壊しにかかってきてて困る!
こんなもん、真顔で読めるわけないだろいいかげんにしろ!
「新年一発目のサブタイトルが信念とは、しゃれが効いてるなあ」
とか思ってたの、全部吹っ飛んだよ!
いやー、副将戦めっちゃ楽しいなー!
メガンさんの掘り下げがどんどん進んで、
読んでいて幸せな気持ちになってきますよ。
咲-Saki-のおかげで今年も生きていける!
ありがとう、ありがとう。
和のブレなさも、いいですね。
有珠山の点数を削るわけにはいかない以上、
見逃しと山越しロンは当然だし、
これでこそ原村和という痺れるあがり。
また、オカルトを徹底的に否定したからこそ、
その信念がオカルトな現象を起こしているという、
一種の矛盾した現状もまた、和らしさを十全に表現していると思います。
もちろん彼女自身は、
「まがらない強い意志がツキを呼ぶ」とか言われても、
「そんなオカルトありえません」で一蹴するでしょうけど。
そんな和のことを、智葉は認めつつも、
「そう侮るものではない」程度の認識だというところも、
両者の力の差を表していてグッド。
「面倒」ではあるけれど、勝てないとは思っていない。
智葉の底知れなさがひしひしと伝わってきます。
この回想の中で一番心に残ったのは、
「私はいつでも真剣なほうの味方だ」
というセリフですね。
辻垣内智葉という、一人の人間が背負っているであろうドラマを、
感じずにはいられない一言。
茶葉のよさに興奮する表情も、貴重な1コマ。
もっともっと、智葉のことが知りたくなる。
そういう回想でした。
最後の1ページも非常に重要で、情報盛りだくさんでしたね。
洋榎ちゃんが出てきたから無性にテンションが上がったとか、
そういうのではなくて、決してそういうのではないのですが、
このページは何度も何度も読み返しましたよ。
気になったのは当然、由暉子とメガンについて。
有珠山の一撃=由暉子には大物手をあがる傾向がある?
「今大会ここまで5回の役満」のうちの、
最後の1回をあがったのは、彼女なのだろうか?
と、そういう想像は自然と浮かんできます。
もしも由暉子が、メガンから役満を直撃でもすれば、
臨海女子の首位陥落も見えてきますし、
まだまだ勝負の行方は分からないのではないか。
そのメガンについての「まだなんかある」は、
「ケンカ」や「真っ暗」のことでしょうね。
彼女にはまだ、奥の手がある。
それはいったい、どんな力なのか。
・予想
ケンカ
「他家を物理的に攻撃し、ノックダウンさせる」
デュエリストなんだから、暴力に訴えて解決する可能性はありますね!
まあ、それは冗談だとしても、
「デュエル」が「対等な立場での決闘」を仕掛ける能力だとしたら、
「ケンカ」は「一方的に仕掛ける私闘」なのもしれません。
とにかく、ただただ一方的に殴りかかるだけ。
しかもタイマンではないから、全方向に対応できたりする、みたいな。
デュエルとはまた別の制限、制約はありそうですが。
真っ暗
「暗」という字から思い浮かぶのは、「暗刻」と「暗槓」ですね。
「暗刻の手が入りやすくなる能力」だとしたら、
分かりやすいと言えば分かりやすいです。
話の文脈的には、自分だけでなく、
全員が暗刻手になる「暗刻場」を発生させる能力
という可能性の方が高いか。
一方、暗槓が絡む能力となると、
淡や咲さんとかぶるから、こっちは違うか?
「あえてかぶせてくる」可能性はありますけど、
「真っ暗」という言葉からは、ちょっとイメージしづらいです。
いずれにせよ、「漢字つながり」はアメリカっぽくないのも確かなので、
そういうのじゃなくて単純に、
「他家は次にツモる牌が見えなくなる」
といったものなのかもしれません。
対能力者用のカウンタースキルですね。
咲-Saki-の世界には「牌が見えてる」人が多いので、
そういう相手と戦うときは有利に働く能力なのかも。
知らんけど!
そんなわけで、副将戦前半はこれにて終了です。
この前半戦はほとんどメガンの視点から語られており、
「弱み」を見せた局面もあったりして、
「崩れるのではないか」といった想像も浮かんできたりはするのですが、
個人的にはむしろ、ここからの成長に期待したいところです。
彼女は去年よりも強くなっただろうけど、
まだまだ、もっともっと、強くなれるのではないか。
そんなことを思わせてくれるエピソードでした。
「自分自身がデュエルに縛られているかもしれない」
ということに気付けたのだから、伸びる可能性は充分にあるでしょう。
もちろん、「それ」が敗退フラグだという見方もできるので、
やはり勝敗の行方もまだまだ分からないのですが。
次回も楽しみだなあ。
副将戦は楽しいことが多すぎる。
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