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咲-Saki- 第141局「暗闇」
2015年03月23日 (月) | 編集 |


以下、ネタバレあり。




ああ、終わった……。
楽しかった副将戦が、ついに終わってしまった……。
激動と波乱に満ちた戦いでした。
「これでこそ全国準決勝」というハイレベルな闘牌の数々。
四者それぞれの思考と決断が、どれも素晴らしかったです。
みんなみんな、がんばった。


さて、今回の新情報は、なんといってもメガンの真っ暗な能力。

「手牌を伏せ、河も見なければ、次にツモる牌が分かる」

というのが、この能力の性質でしょうか。
「見えなくすることで、見えるようになる」のが面白いですね。
効果と制約が見事にマッチしている。

この能力、怜の未来視と似ているな、とか、そういうことよりも、
どういう過程を経て身に付けたのかが気になります。
「やってみたらできた」というパターンなのか、
あるいは確かな信念の元に会得したものなのか。

また、「1局分の回復に1週間かかる」というセリフからは、
天地創造の逸話が思い浮かんだのですが、
もしかしたら元ネタ的には関係があるのかな?
暗闇の中から役を作る=世界を作る
みたいな感じ。

この能力への対策としては、
真っ先に「速攻」が思い浮かびます。
顔を上げるまでは無防備なので、
メガンよりも先にテンパイできれば、
彼女から直撃できる絶好の機会が訪れる。
ツモ牌が見えるメガンのテンパイ速度もかなりのものだとは思いますが、
鳴くことができない以上、充分に勝機はあるはず。

また、顔を上げたらテンパイ確定なので、
警戒すべきタイミングも丸分かり。
絹恵が振り込んでしまったのは、
真っ暗に関する情報が皆無だったから。
能力バトルは情報戦である。

しかしこの能力の面白いところは、
「他家をおろさせる」という副次的な効果があること。
テンパイがバレバレだからこそ、
そこを逆に利用できるといいますか。
直撃は狙いにくくなっても、おりてくれたら、
こっちも振り込む危険性が減るわけですからね。
テンパイまでのリスクと、テンパイ後のリターンが、
上手く釣り合っている能力だと、今の時点では感じています。
「ゲーム的にバランスの良い能力」という印象。

「テンパイしてないのに顔を上げる」
というブラフも面白そうですね!
回数制限があるので、もったいない気もしますけど、
だからこそやる価値はある。
途中で顔を上げ、もしもそのとき、
他家の誰かが速攻狙いで手を短くしていたら、
そこから必死で追いかけて、守りの薄くなったところを討ち取る、
みたいなことも考えられます。
非常に柔軟性の高い能力。
メガンがこのタイミングで「真っ暗」を披露したことは、
後々に響いてくるのでしょうけど、
タネが割れても使い道はありますし、
何より、彼女にはまだ「ケンカ」が残されている。
もしも臨海女子が勝ち抜けたとしても、
メガンは決勝で苦戦する――とは限らない!

ともあれ、今回、彼女は様々な表情を見せてくれて、
より一層、魅力が増したなと感じるばかりですよ。
他のメンバーとの関係性も、いいですよね。
「おたがい完全にさらけ出したりはしない」
彼女たちのこういう一面を見てみたかった。

あと、イギリス合宿というキーワードも重要っぽくて、
「ハロゲイトのアリス」のハロゲイトは、
アメリカではなくイングランドの方だと考えるべきなのかもしれませんね。
わざわざ名前を出した以上は、
なんらかの意味が込められているはずなので。
温泉エピソード、カモン!

ハロゲイト - Wikipedia



そんなわけで、
副将戦終了時点での点数は、こう。


臨海女子
170300点

姫松
111300点

清澄
88100点

有珠山
30300点


臨海女子、圧倒的!
さすがにこれはもう、確定なのかなあ。
清澄は2位通過を目指して、
背中から迫る有珠山を振り払いつつ、
姫松を追いかけるという展開になる?

いやいや、まだまだ。まだ分からんて。
有珠山には獅子原爽という圧倒的エースがいるから、
波乱なんていくらでも起き得るし、
逆に大将戦が一瞬で終わる可能性だって、
頭の片隅には入れておいていいはず。
極端な話、有珠山から役満を直撃したら、
その時点で対局は終了するので。

一応、以前書いた記事の亜種として、
「姫松が2位通過するが棄権、3位の清澄が繰り上がりで決勝へ」
みたいなのも思い浮かんでいたりはするんですが、
さあ、いったいどうなることやら。


胃が痛い展開はまだまだ続きそうです。
楽しい。こわい。楽しい。


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