

2016年09月05日 (月) | 編集 |
以下、ネタバレあり。
サブタイトルで盛大に噴いた。
こんなもん、花田先輩主役の回だって
明言してるようなものじゃないですか!
ありがとうございます!
差し込み要求から想定以上の得点まで、
一連の流れ全てが美しかったです。
結果的には怜を出し抜く形にはなりましたが、
約束を反故したわけじゃないし、そもそも約束なんてしてないし、
花田先輩は素直にこのあがりを喜んでいいと思います。
共闘するかどうかを決めたのは怜自身ですし、
花田先輩にあがらせようとしたのも、
結局は自分にとってメリットがあるから。
このあたりの駆け引きや判断は、人によって変わってくるし、
持ち味やら性格やらが表れるので見ていて楽しいですね。
久のように、誘いを突っぱねる人だっていますし。
一対一ではなく、多人数で遊ぶゲームだからこそ生まれる選択。
その他、気になったのは、ミカの1カット。
14巻のキャラデータによると、
彼女は新道寺女子を受験するつもりらしいので、
その勉強中だと考えていいと思います。

テレビに映っている人影も併せると、
花田先輩を追いかけて、ということなのでしょうね。
夏休みのうちからこれだけ必死に勉強しているってことは、
新道寺女子は受験の難易度がかなり高いのかもしれません。
花田先輩も自らの意思で新道寺に進学した可能性があるので、
ミカもその姿を見習って、と考えると、なんというか、こう、
キュンキュンしますね。
おそらく一番、花田先輩のことを想っているであろうミカが、
肝心の試合中も勉強に集中し、それでもテレビは見ている。
熱い。
怜に関してはハートマーク付きのモノローグも思わず噴いたのですが、
それ以上に、めちゃくちゃ不機嫌そうなため息に全部持っていかれましたよ。
ここも「怜-Toki-」との対比かなあ。


第162局のときもそうでしたが、同じ時期に同じようなコマを、
意図的に重ねてきてるんだと思ってますけど、どうでしょう。
このシーンは「初心者だった頃から成長してない」というよりも、
「余裕がないから素の顔が出た」と受け止めるべきかもしれません。
病み上がりだし、能力の使用には負担がかかるし、
姫松に追い上げられ、共闘を受け入れざるを得ない現状も、
精神的にきついのでしょう。
だから、表情を取り繕う余裕がないんじゃないでしょうか。
それに、怜自身も懸念しているように、
追い上げ型の新道寺は、削れるときに削っておかなきゃいけないので、
手放しでは喜べないというのが正直なところなんでしょうね。
さあ、この選択が吉と出るか凶と出るか。
そんなわけで、花田先輩が大きな見せ場を作ったエピソードでしたが、
このまま親番を維持するのは難しそうですね。
漫の爆発が止まったわけじゃないし、
姫松の親番が流れた以上、怜だって共闘は打ち切るはず。
この緊迫した状況の中、何かが起きるとしたら、
やはり成香次第じゃないでしょうか。
「何もできないまま終わる」のが成香らしいっちゃらしいですけど、
だからこそ、何かやってくれるんじゃないかと期待せずにはいられません。
やればできる。やればできる子なんだ、本内成香は。
以上、感想でした!
次回も楽しみです!
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