

2017年08月19日 (土) | 編集 |
宮永家のあれこれについて、少し考えてみました。
あくまでも原作に準拠した考察です。
アニメや実写ドラマで描かれたことはスルーしてます。
以下、咲-Saki-に関するネタバレ多数。
「アークタンデさん」という存在が明らかになり、
「海外」という視点が生まれたことで、見えてきたことがあります。
・注目すべきは「お年玉」
咲さんにとっての家族麻雀は、
負ければお年玉を巻き上げられ、勝てば怒られるものでした。
ここで重要なのは、
お年玉と家族麻雀がセットで語られているということ。
つまり宮永家の家族麻雀は、お年玉をもらう時期=お正月に行われていたと考えることができます。
言い換えれば、それ以外の時期――お正月以外は、家族麻雀をしていない。

第1巻P90
儀式という単語も、非日常的で、
特別な出来事であることを想像させてくれますね。
年がら年中やってたわけじゃない、と。
・誰からもらったお年玉を、誰が巻き上げるのか
ここも重要なポイントで、
親が自分の子供にあげたお年玉を、
また奪い返すというのは、ちょっと不自然なんですよね。
それよりは、
親からもらったお年玉を別の親族が巻き上げるか
別の親族からもらったお年玉を親が巻き上げるか
そのどちらかだと考えた方が、しっくりきます。
つまり、お正月に行われる家族麻雀は「親子麻雀」ではなく、
親族も含めた広い意味での家族麻雀だったのではないか。
お正月といえば、家族や親族が集まる時期です。
おそらく宮永家も、お正月には、
他の親族との交流があったのではないでしょうか。
・宮永家の親族
現時点で分かっているのは、アークタンデさんと、
おそらくみなもちゃんの一家も。
この両者(あるいは、みなも家=アークタンデ)と顔を合わせる機会が、正月だったのではないか。
普段から付き合いがあったわけではなく、
特別な時期にだけ出会う関係。
もし、そうだとしたら、
咲さんとみなもちゃんが一緒にいる回想シーンも、
お正月だということになるのかもしれません。
問題は、あの回想は夏頃っぽいということです。
正月なのに、夏?
そういう疑問は当然、浮かんでくるでしょう。
しかし、「夏であり、正月である」は成立します。
すなわち、南半球で迎える正月です。
みなもちゃんやアークタンデさんは南半球のどこかに住んでいて、
宮永家は毎年お正月に、その家を訪れることになっていた、
と考えることはできないでしょうか。
もしそうだとしたら、何もかもがつながります。
みなもちゃんは泳ぐのが好きだし、南国のイメージとも合う。
さらに想像を働かせれば、いわゆる森林限界のシーンも、
海外でのお正月中の出来事だった可能性があります。
家族麻雀でお年玉を巻き上げられたり怒られたりして、
落ち込んでいる咲さんを励ますため、照は嶺上開花のことを教えた。
その瞬間に咲さんの才能が開花して、
プラマイゼロの打ち方を身に付けていった、みたいな。
まとめると、
家族麻雀とは、親族とも一緒に打つ麻雀である
親族と会うのはお正月であり、
みなもちゃんとの回想シーンもお正月の頃なのでは?
お正月=夏だとしたら、そこは南半球なのでは?
ついでに森林限界のシーンもお正月で南半球なのでは?
こんな感じでしょうか。
家族麻雀と、みなもちゃんと、森林限界。
咲さんの過去に関するこの三つの出来事は、
全部セットで考えることができる!
というのが、今回の記事で言いたかったことです。
この説を推していくのなら、
「親子だけでは麻雀をしてなかった」
ということにもなりそうです。
「四人いるのに、母親は元プロっぽいのに、なぜ?」
と、また新たな疑問が浮かんでくるわけですが、
ここを掘り下げていくのも楽しそうですね。
できない事情があったのか、やりたくなかったのか。
プロを辞めた理由とも関わっているのではないか、等々。
以上です。
色々と穴だらけな記事だとは思いますが、
皆様の推理や考察の一助となれば幸いです。
ではでは、ぺっこりん。
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